ビルトインコンロとは何か。据置型やIHクッキングヒーターと徹底比較!

キッチンをシステムキッチンにリフォームする際、ガスコンロ(ビルトインコンロ)にしようか、それともIHクッキングヒーターに変えようか、悩む人は少なくありません。しかし据置型のガスコンロとビルトインコンロ、そしてビルトインコンロとIHクッキングヒーターの違いはいまいちピンとこないものです。

ここでは三者を徹底比較した上で、リンナイ、ノーリツ、パロマの最新ビルトインコンロをいくつかご紹介します。

家庭用のガスコンロの種類とIHクッキングヒーター

まず、従来のブロックキッチンのガスコンロとビルトインコンロの違いについてみていきましょう。家庭用のガスコンロには、主に「据置ガスコンロ(ガステーブル)」と「ビルトインコンロ」の二種類があります。「据置ガスコンロ(ガステーブル)」は、キッチンのコンロ台の上に据置型ガスコンロを設置するタイプのコンロです。

コンロ台に置くだけなので取り付け工事が不要で、壊れてもすぐに取り換えることができます。ただし、キッチンをリフォームしてシステムキッチン(キッチンが一枚の天板でつながった継ぎ目のないキッチンこと)にしない限りビルトインコンロへの交換はできません。

「ビルトインコンロ」はすでにシステムキッチンに組み込まれるように設置されているコンロのことです。新築の家やマンションのシステムキッチンであれば、基本的に「ビルトインコンロ」です。また、使用している「ビルトインコンロ」から別機種の「ビルトインコンロ」への交換は、基本的にメーカーを問わず可能です。

ただし、ガスの配管などがキッチンに埋め込まれているので、取り付けには専門業者の工事が必要です。「IHクッキングヒーター」は内部に配置されているコイルに電気を流すことで磁力線を発生させ、この磁力線に金属の鍋底が当たると電気抵抗により鍋底自体が発熱することを利用して調理する器具です。

ガスと違ってIHクッキングヒーター自体は発熱せず、火を使わずに調理できるのが最大の特徴です。ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する場合には、別途電気工事を行わなければなりません。

据置ガスコンロとビルトインコンロ、IHクッキングヒーターのメリット・デメリットを徹底比較!

前述のように据置ガスコンロ(ガステーブル)は取り付け工事が不要で、価格もビルトインコンロに比べると安価なのがメリットです。コンロやグリルはビルトインコンロの方が機能が充実しているものが多いですが、1~2人で使用するのであれば、まったく問題なく使えます。

デメリットは、ガスコンロとキッチンの間に隙間が出来るのでお手入れがしにくいこと、ガスの配管ホースがむき出しなので見た目が悪いことです。逆にビルトインコンロはキッチンとコンロが一枚の天板でつながっているため、見た目がスマートでお手入れも簡単になっています。

しかし何といっても一番のメリットは、コンロやグリル機能が充実していることでしょう。最近ではスマホアプリとコンロを連動させて火加減や加熱時間を自動で調節したり、ダッチオーブンを使って調理ができたりするコンロもあります。

デメリットは据置ガスコンロ(ガステーブル)に比べてかなり高価であること、システムキッチンにリフォームする際、電気配線や排水管の工事にかなり費用がかかることです。ビルトインコンロを含め、システムキッチンはデザイン性に優れ機能も豊富ですが、工事費や住宅の面積をよく考えてからリフォームすることをおすすめします。

「IHクッキングヒーター」の最大のメリットは、火を使わないことです。火の消し忘れや火傷、着衣への着火の心配がないため、特に高齢者や小さい子供がいる家庭で需要が高くなっています。また、IHクッキングヒーターは平たいプレートなので、汚れをサッと布巾で拭き取ることができ、衛生的です。

熱効率も良く、200Vの据置型だとガスコンロよりも早くお湯を沸かすことができます。デメリットは金属の種類によって電気抵抗が違うため、ガスコンロで使っていた鍋やフライパンが一部使えなくなることです。

土鍋はもちろん、アルミや銅も使えません(※オールメタル対応を除く)。また、鍋を傾けると加熱が止まるので、少量のものを調理するのに不便です。

ビルトインコンロとIHクッキングヒーター、どちらが良いのか

それではシステムキッチンにリフォームする際、ビルトインコンロとIHクッキングヒーター、どちらを選べば良いのでしょうか。まずガス代と電気代の比較という点から考えると、電力会社のプランや都市ガスとプロパンガスの違い、住んでいる都道府県によっても異なってくるので、一概にどちらがお得とは言えません。

安全性については、前述したようにIHクッキングヒーターは火を使わない分、安全であるといえますが、ビルトインコンロのようなガスコンロにも「Siセンサー」という安全装置がバーナー全口に搭載されています。

また味についても、以前IHは火力が足りなくて味がイマイチだと言われていましたが、年々改良が加えられ、近年ではガスコンロとほぼ変わらないと高い評価を得ています。ガスコンロからIHに交換した場合、日常で一番感じることは「ブレーカーが落ちやすくなる」ことでしょう。

アンペアブレーカーが落ちるのは、家全体で一度に使った電気の量が、電力会社との契約アンペア値を超えてしまった時ですが、IHクッキングヒーターは電子レンジや炊飯器と同じくアンペア数が高く、例えばクーラーをつけたまま料理や洗濯をすると、契約アンペア数にもよりますが、かなり高い頻度でブレーカーが落ちます。

これを防ぐためには、一度に大量の電気を使わないように気を付けるか、契約アンペア数を見直すしかありませんが、アンペア数が大きくなると基本料金も上がります。また、地震で停電した場合には、IHは一切使用できなくなります。

停電が長期になればなるほど火が使えない不自由さを痛感します。その点、ガスコンロであれば万が一停電になっても使用でき、鍋でご飯を炊くこともできます。ビルトインコンロとIHクッキングヒーター、どちらにするのかは、家族構成や環境、台所をよく使う人の好みをいろいろ検討した上で決めるのがいいでしょう。

オート調理で手軽に美味しく!リンナイ DELICIA

リンナイのDELICIAは、お手入れがしやすい優れたデザイン性と多彩な機能性で人気のビルトインコンロです。下ごしらえした材料を入れてメニューを選ぶだけで火力を自動調節してくれるオートコンロメニューや、専用アプリからレシピをコンロに送信するだけでオート調理できるデリシアアプリ、遠赤外線で肉や魚の表面をカリッと焼き上げて、かつ焦げ付かないグリルなどは、口コミでも高い評価を得ています。

付属の大容量ココットダッチオーブンを使えば、本格的なオーブン料理も楽しめます。

『ビルトインコンロに互換性はある?交換の目安や製品選びのポイントまとめ』

基本に忠実だからこそ使い勝手が良い!ノーリツfami

ノーリツのfamiは、使いやすい3口のコンロ、高火力からトロ火まで自由自在に調節できるバーナー、お手入れが簡単な親水アクアコートなど、目新しい機能はありませんが、シンプルで使い勝手が良いコンロです。焼き加減が難しく、グリルを常に見ていなければ焦げ付いてしまう焼き魚も、オートグリル機能を使えばコンロが火力を自動調節し、絶妙な火加減で焼き上げます。

細部までこだわり抜いた上質なデザイン!パロマcrea

パロマのcreaは限りなく凸凹をおさえたフラットなデザインで、使っていない操作ボタンはコンロの中に収納するというこだわりです。ボタンを押すだけでご飯を素早く炊き上げる自動炊飯やオート調理など、便利な機能がいろいろありますが、操作ボタンを押して点火すると、次に操作できる機能のスイッチが点滅してナビゲーションをしてくれる「ネクストガイド機能」があるので、取扱説明書を見ながら操作する必要はありません。

別売りのラ・クックを使えばグリルの内部が汚れることなく調理することも可能です。

関連情報『ガスコンロ最新 … 交換できるくん
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